自分が何かを話しているとき、
いつでもペースを落として、
「今、何に気づいているか」に注意を向けることができます。
どんな機会も、自分が望めば
「オープンシート」になるのです。
つまり、「その瞬間自然に起きてくる気づきに、
自分が気づく」ということです。
「そのとき起きてくる気づき」に注意を向けるのは、
実は話の内容に気づきを向けるのと同じくらい重要です。
そして、さらにそこでは
「あなたに」話しているということが重要なのです。
「何をするべきか」ということに忙しくなりすぎると、
「あなたと私が、ここで関わっている」ということを忘れがちです。
そのような、私にとってはかけがえのない瞬間・・
その瞬間の気づきがあることを、見逃してしまいがちなのです。
そういうときは、ゆっくりと、
自分の時間をかけてください。
実際に出てくる言葉はほんの2−3言かもしれません。
いずれにせよ、全部を言葉で話すことは不可能なのです。
たとえ言葉は少なくても、
かけがえのない、この今について話してください。
自分を感じながら、
今自分は誰と一緒にいるのか?ということ、
しっかりと目を開いて、「いま、この人と一緒にいる」ということを感じてみてください。
すると、もっとスペースを感じられます。
ただ「任務を遂行する」よりも大きなスペースを・・
それがここでやりたいと思っていることです。
何かを終わらせることではなく、
もっとスペースを感じること、です。
ークリスティン・プライス
(ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)講師)