親愛なる友人、そしてGAPスチューデントの皆様へ
皆さんが、健康で、幸せで、深い呼吸をしていることを願いながら、この手紙を書いています。一人一人のことをよく思い出し考えると、私の顔には大きな笑顔がこぼれ、心の中には柔らかい気持ちが湧いてきます。
今年の春に私たちが揃って来日した時、シャロン・テリーに直接会っていただいた方たちもいますね。また過去３年の中でオンラインでシャロンとワークをした方もいますし、来日中に対面で体験できた方もいました。
今月から、シャロンと智恵子が、GAPのワークショップを新たに提供していきます。さらに年一回シャロンが来日して対面ワークの開催も可能になります。私の願いは、皆さんが、そうしたGAPのプログラムに集まり、自分のプラクティスを新鮮に更新し続け、自分自身に滋養を与え、オープンな気づきの中でお互いをサポートし続けてくれることです。それこそが、自分の体験を探求し、自分自身の中に、そして人生において、より「今にいる」ことができるとても良い方法なのです。
シャロンは、素晴らしいGAPのガイドです。私（クリス）とシャロンは、ここ5-6年もの間、集中的にGAPのティーチャー（リーダー）としてプログラムを一緒に行ってきました。その経験からも、シャロンがGAPの在り方や実践方法で、今ここにいながら、一人ひとりをリフレクターとして映し出しサポートできる力があることに、私は完全なる自信と信頼を持っています。そのような能力と同じくらい重要なことは、シャロン自身が、このGAPという探求の道に対する愛を持ち続けていること、またこのアプローチを自分自身の日々の生活の中で、私生活においても仕事においても、つねに統合していることです。シャロンが、やさしさと好奇心と安定性、そしてユーモアのセンス（！）をもって、一瞬一瞬にいられる力を持っていること、それが何よりも必要不可欠なのです。さらに、シャロンには、GAPの理論と構造を明確に把握し深く理解した上で説明できる能力があります。それによって、私は、シャロンとワークを共にリードする時のパートナーシップについて深く満足しており、そのような彼女の力は皆さんにとってもギフトとなっています。
シャロンが、とても大切な日本のGAPコミュニティの皆さんに、今後もプログラムを提供してくれることに、私はとても感謝しています。皆さん一人ひとりが、シャロンのスキルと存在そのものから、役立つ何かを受け取る機会を活かしていただけることを心から願っています。
ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティスでは、たとえティーチャーとしてどれほど熟達していようとも、私たちは全員、プラクティスそのものから学ぶ生徒であり続ける必要があります。ティーチャー、あるいはリフレクター（映し出す人）の役割は確かに重要ですが、GAPではそれが最重要なわけではありません。理想的には、ティーチャーあるいはリフレクターは、スチューデント（探求する人）自身が、自分の感じていることや考えていることを明確に感じたり聞いたりできるようになるまで、気づきを代わりに差し出します。リフレクターとは、自転車の補助輪だと考えてみることもできます。自転車に乗る人自身が、自分のバランスを見つけられるようになるまで、バランスを差し出すのです。「スチューデント」が自分の内なるリフレクターを見出し、「人生」のあらゆる部分が自分のリフレクターであると気づくようになると、それまでリフレクターあるいはティーチャーの役割にいた人は、もっとシンプルに、ただ観ている人になり、善意を持って、励まし、愛情をもって、ただ共にいる仲間になるのです。スチューデントの内なるリフレクターは、何が起きてもそこで起きていることに好奇心を向け、自分が体験していることに向き合い、自分のプロセスを好奇心をもちながらサポートすることができるのです。
私たちの誰もが、良き仲間を必要としています。人生では、さまざまなことにひとりぼっちで直面し十分なサポートを得られなかったことが何度もあります。私たちが向き合い、感じ、自分が立っていられる場所（支え）を見出すときに、公平で明確なリフレクターが共にいてくれることが必要であり、それがとても助けになります。今ここにどのようにいられるのかを模索しているときに、良きサポートと仲間がいるとは、なんという大きな贈り物なのでしょう！私たちが自分自身のことを聴けるように、見えるようになろうとしているとき、自分のことを聴き、見てくれる人がそばにいてくれることは、なんという大きな助けでしょう。
皆さんが、この良き仲間をシャロンから受け取れますように。
皆さんが、この良き仲間をお互いに共にいて見つけられますように。
皆さんが、この良き仲間を自分自身の中に、見つけられますように、
一人ひとりへの大きな愛を込めて
クリス
Hello Friends and Students,
I hope this note finds you well, happy and breathing deeply! I think of you all often with a big smile on my face and a tenderness in my heart.
You met Sharon Terry when we both came to Japan this past spring. Many of you have worked with her online over the last three years and some of you were able to work with her in person during our visit. Sharon and Chieko will be offering new GAP workshops online starting this month and there is the possibility of Sharon coming in person to Japan once a year. I hope that you will gather in these programs to renew your practice, nourish yourself and support each other in opening awareness. This is such a good way to explore your experience and be more present in yourself and your life.
Sharon is a masterful GAP guide. We have been co-leading together intensively for the past several years and I have complete confidence and trust in her ability to be present, reflect and support each person in the GAP way. Equally important is her love for this path and her ongoing integration of this approach in her daily life, personally and professionally. Her ability to show up in the moment with kindness, curiosity and steadiness – and a sense of humor! – are essential. In addition, her capacity to grasp and explain the theory and the structure of GAP clearly and with deep understanding make our working partnership deeply satisfying for me and a gift to others.
I am grateful that she will make herself available to you, the precious Japan GAP community. I hope that you will each have a chance to receive the benefit of her skill and presence.
In Gestalt Awareness Practice we all need to be a student of the practice no matter how proficient we may be as a teacher. The teacher, or reflector role, is important but not primary in GAP. Ideally, the reflector lends their awareness to the student until that student can clearly feel and hear their own feelings and thoughts. Think of the reflector as training wheels on a bicycle, offering balance until the rider finds their own balance. When the “student” finds their inner reflector, and recognizes all of Life to be their reflector, the person sitting in the reflector/teacher role becomes more simply a witness and presence of good will, encouragement and loving company. The student’s inner reflector is able to bring curiosity to whatever is arising, to turn toward their own experience, to be curious and supportive of their own process.
We all need good company. Many times in life, we faced things alone and without enough support. Having a fair, clear reflector to be with us as we face and feel and find ground is necessary and very beneficial. What a gift to have good support and company as we find out how to be present! What a help to have someone hear us and see us as we learn to hear and see ourselves. May you receive this good company with Sharon. May you find this good company with each other. May you find this good company in yourself.
Much love to each of you,
Chris