※参加条件のあるプログラムです
自分のニーズと相手のニーズとのバランスを見つけることは、私たちのウェルビーイング(幸せ)と健全な関係性のために不可欠です。
ゲシュタルトの理論では、自分自身のニーズに応えることと、周りのニーズに対応することとの間でバランスを見つけるのが重要とみなされています。
フリッツ・パールズは、私たちが相手のニーズを気にしすぎる時に、結果として起きる機能不全について、多くを書き残しています。さらにパールズは、逆に、私たちが自分のニーズにばかり注意を向けている時は、それが自己を超えた範囲のニーズに気づくことを妨げるため、そこから生まれる苦しみもあることを認識していました。どちらの方向に対しても極端になると、一人の個人として、また関係性のなかにいる人間として、そして地球市民として健康でいられる力を阻害してしまいます。
私たちの多くが暮らす文化の中で期待されている行動様式は、本質的にバランスが取れていません。そのような状況においては、周囲の文化的な基準に頼る依存するのではなく、地に足をつけ、自分自身のバランス感覚を研ぎ澄ますことが必要になります。
あなたは相手が自分のニーズを知り、満たすべきだと期待していますか?
自分は他者のニーズを満たさないといけないと思って人生を送っていますか?
自分のニーズを明確に伝えていますか?
あなたは相手に何が必要か言ってくれるように頼みますか?もしくは相手が何を求めているかを自分で予測して差し出しますか?
自分自身のニーズに自ら責任を持ちますか?
相手のニーズに責任を持つような習慣を控えていますか?
これらのトピックを当日のディスカッションやペアワークの中でさらに探求し、私たちが他者のニーズにどのように関わっているかについて見ていきましょう。
ークリスティン・プライス
クリスティン・プライス GAPオンラインワンデー
「隠れた期待とニーズ」 〜あなたが満たしてくれるなら、私も満たしてあげましょう
【詳細】
日時:2020年 12月5日 (土) 9:00 -16:00
講師:クリスティン・プライス(日本語通訳:丸山智恵子)
サポート:日本ティーチング・スタッフ、シャロン・テリー
参加資格:これまでにGAP プログラムを半日以上経験された方
※クリスが講師をつとめるオンライン・プログラムには、過去のベーシックプログラムや、初めての方はTSによるベーシックやエッセンシャルプラクティスクラス、もしくはシャロンによるベーシックプログラム(オンラインも含む)などへの参加経験が必要となります。
該当するかご不明な方、または最後に参加してから3年以上経過している方など、ご相談ください。
内容:
・クリスティン・プライスによるレクチャー
・テーマに関するペアワークやディスカッション
・エッセンシャル・プラクティスなどの体験的なエクササイズ
こんな方に:
・自分自身のセルフケアをしたい方
・家族や身近な人間関係において葛藤を抱えている方
・対人援助職として誰かをサポートしている方
参加方法:Zoom(詳細はお申し込みの方にお知らせします)
参加費:13,200円(税込)
※ 下記お申し込みフォームよりお申し込み後、
2-3日以内に返信が届かない場合は、メールの不具合が考えられるので再度ご連絡下さい
<参加者の方の感想(一部抜粋)>
・仕事の関係で、何年間もじっくりと自分の身体の感覚や内面に集中する時間が持てなかったことに気づきました。
・受けとめるということが、なかなかできていなかった、ということを改めて認識しました。受けとめずに、次へ行こうとする、解決して抜け出そうとする、状況や環境に勝とうとしていた自分に気がつきました。
・どこにでも同志と思える方々は存在するし、その方々と互いの存在を受けとめ合う経験を通して、自己と他者に対する信頼を一層取り戻すことが出来た。
【お問い合わせ】ws-reg@opensense.jp まで
※参加申し込みは上記のフォームよりお願いします
ご質問の際は、お名前(ふりがな)、電話番号をご記入のうえお送りください
キャンセルポリシーについて
参加費のキャンセル料金は、原則として下記の規定に応じて発生致します。
2週間前~8日前 30%
1週間前~2日前 50%
前日 80%
当日 100%
クリスティン・プライス Christine Price
ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)創立者。アメリカ・カリフォルニア在住。
17歳の時にエサレン研究所で共同創立者リチャード・プライスが教えるゲシュタルト・ワークを受け、その後ディックと結婚し、エサレンで共にワークを教える。
ディック亡き後もGAPを教え、45年以上にわたり発展させ続ける。2003年から来日しGAPのワークを開始。2013年にアメリカで自身のスクールを立ち上げ、日本、イギリス、ドイツでもワークショップを行い、医療関係者、科学者、女性社会起業家などへも活動を広げている。
「教えていることは、自分自身が一番学ぶべきこと」という、teacher(教える)であると同時に ongoing student(つねに学び続ける)という姿勢を貫き、「共に実践するプラクティスとしてのGAP」を体現している。
シャロン・テリー Sharon Terry
GAPプラクティショナー。アメリカ・ワシントンDC在住。
大学院で神学の修士号を取得後、チャプレンとして活動しながら「エンゲージド・ブディズム(社会参画仏教)」を数十年実践。
ある世界的財団による社会起業家のためのウェルビーイングプログラムで、ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)講師を務めていたクリスティン・プライスと出会う。そのワークによる変容体験の後、GAPプラクティショナーとなる。現在はコファシリテーターとしてクリスと共にリードしたり、GAP入門クラスをアメリカ東海岸やオンラインで提供している。
また、希少疾患の子を2人持つ母として「患者第一の研究」を決意し多くの病気に挑む。
遺伝子を専門とする生物医学の研究者と患者が協力する仕組みを作り、医療への提言、世界中の患者支援を行うまでになった。
企業や大学、NPOなどにおいて、研究とGAPを統合し、今ここにいること、プロセスを信頼することを伝えている。