まず、自分の体に意識を向けていきます。体の中に今どんな感覚があるのかに気づいたら、痛みでも心地よさでもいいので、その中の一つに焦点を当ててみてください。そしてそれを変えようとせずにただ気づく、ということをしてみてください。何かをしようとせずにこの感覚とただ共にいる・・。
そうしたら、自分がこの体の感覚と共にいるというよりも、「この体の感覚が私と一緒にいてくれている」という風に想像してみてください。
一か所に焦点を当てていたところから、体全体に気づきを広げ、同じように自分の想像で「体全体が、私自身のすべてと共にいてくれている」という風に考えてみます。
自分が今気づいているその対象は、私のことに気づいてくれている。私が何を感じたとしても、それ自体も私を感じてくれている。
そして体に向けていた気づきの焦点を、自分の周り、部屋全体に広げていきます。さっきと同じように「私がこの部屋で〇〇と共にいる」ということに加えて、「〇〇も私と共にいてくれている」という風に考えてみます。
そして部屋や建物を越えて、今いる場所の外にも気づきを向けていきます。「この周りにあるものすべてが自分と共にいてくれているとしたら・・」と考えてみます。私と共にいるものに、私自身が気づけるとしたら?そして自分の方から、すべてに気づきを開いていきます。
例えば周りの植物、動物とか自然の元素などに気づきを開いて向けていきます。このような存在がすべて今自分と一緒にいてくれている。今ここで、周りにあるすべての存在と共にいる。
そして私たちの祖先も含めて、もう肉体を持たない存在たちも自分と共にいます。空気や周りの大地に、そういう存在がいたらどうなのか?も考えてみることができます。
もちろんこの地球を越えて想像しても構いません。大気圏や宇宙の中にも、私たちと共に生きている存在がいる可能性があります。たくさんの星や銀河系、宇宙全体を想像することもできます。それも含めた様々な存在が共にいます。
今みなさんがいるその空間で、実際に自分がここにいるんだという場所をしっかりと取って、それを感じてみてください。自分が今あるがままでいる場所で、物理的に場所があるということを感じてみます。
お互いに今、ここの瞬間に共にいます。人間として共にいて、それぞれが呼吸をしています。今はどこにも行く必要はなく、何もする必要はありません。
ただ、今あるがままでいるだけです・・。
ークリスティン・プライス(7/24 GAPオンライン・ワンデーより)