5/26-27 GAPベーシック・プログラム 「人との関わりとセルフサポート」(TS)

先日5/26-27に、GAPベーシック・プログラム「人との関わりとセルフサポートその2」が開催されました。
前回に引き続き、2日間に渡りGAPの基礎となるワークをベースに、
「自分との関係性」を深めつつ「相手との関係性」を見ていく時間になりました。
1日目はベーシック・プラクティス(呼吸に気づくワーク)から始まり、気づきのコンティニュアムなどの基礎的なワークを行ってから、
「自分にとってのサポートとは何かを思い出す」ということを行いました。
それぞれ、自然や人、思い出や言葉など、いつもは忘れているサポートがたくさんあることを感じられました。それから、実際に「そのサポートのものになってみる」ということを通して、新しい視点やその時の自分に必要な質を感じられる時間になりました。

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また、最近あった、人とのコミュニケーションで良かったことを思い出し、ペアに話しながらその時起きていた感覚について探求するワークでは、いつも「無い」と思っている良いことや、すでに「ある」ものについて改めて感じる機会になりました。
最後にリピーティング・クエスチョン(問いかけの連続)というワークを行い、ペアで問いかけをしてもらい、それにその時わき上がる感覚や言葉を探求していくという時間を持ちました。
今回は特に「あなたが人から待っているものは何ですか?」「それを自分で自分に与えられると、どうなりますか?」という問いかけを何度か繰り返しながら、人から待っているものを、自分自身に与えることを探求していきました。
2日目は新しいメンバーも加わり、引き続きGAPの基礎のワークから始まりました。
午前中は五感を開くことをテーマに、外、中、思考の3つの領域についての気づきを表現していく、気づきのコンティニュアムをたっぷりと行い、その後ペアになって相手との距離を変えていくことで、自分に起きる感覚に気づいていくワークを通して、いつもは無意識になっている「境界線」について考えていきました。
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最後に行ったのは、1日目の続きとなる、人とのコミュニケーションで難しかったことを思い出した後で、座布団を使って対話していくピローワークです。
コミュニケーションが難しいと感じている相手を目の前の座布団に起き、そこで今、自分に起きていることにまず気づいていきます。このとき、1対1ではなく、横にパートナーがいることに気づき、そして「サポート」となるものも、隣の座布団に置いてみることができます。そうすることで、普段よりも目の前の相手と一緒にいやすくなることに気づきます・・。
そこから、相手に対して「自己表現」=自分の感じていることをそのまま出す、ということに終わらない「コミュニケーション」にしていくための練習をしていきました。
例えば最初は相手にただ思いをぶつける「どうして〜してくれないの!?」という言葉が出てきたとしたら、それを少しずつコミュニケーションに変えていく練習として、クリスから教わったいくつかの言い方を試していきます。
「あなたが〜をすると、私は〜になります。〜と感じます」(自分の体験を伝える)
「できれば〜してくれると嬉しいです」(リクエスト)
「そのために、私は〜をすることができます」(自分に出来ることを伝える)
このような言い方を試しながら、しっかりと、その時自分に起きている感覚や思考に気づき、それをパートナーに伝えていくことで、思考の中だけではなく、「今、ここ」の自分自身に対しても理解が深まっていきます。
ゲシュタルトでは「〜について」話している時には、「〜に対して」直接話しかけることを大事にしています。そして、直接話しかけてみた後は、実際に「〜になってみる」ことをしていきます。_20180531_134322
つまり、今度は相手の座布団に座って相手自身に「なってみる」ということです。そしてそこから、さっきまで自分が話していたことを「聞いてみる」ということを行っていきます。そうすることで、これまで自分の視点でしか相手を見ていなかったとしたら、全く新しい視点から、相手の状況や相手の中に起きていることを体験してみる機会となるのです。

 

かなり盛りだくさんな内容となりましたが、時間いっぱいまで皆さんと探求を行い、会場は熱い熱気に包まれていました。
どうもありがとうございました。

参加者の方からの感想をご紹介します。

・2日目の最後にやった、自分のニーズや相手にやってほしいことを明確にし、相手の立場にもなるワークがとても良かったです。
このワークで、自分と相手にそれぞれなって、サポートの席に座って両者を見たとき、自分の立ち位置だけでは気づかなかった、両者が行っていることが見れて良かった。また、パートナーがエコーしてくれるのがとても良かったです。(Tさん、女性)
・今の日常でまさに困っていたことを扱えたので、2日目午後の「困難な相手や状況とのコミュニケーションのとり方」についてのワークが役立ちました。
自分の底に押し込んでいた、あるいはうすうす勘付いていたけど見ようとしなかった真実や、未解決な出来事に触れることの大切さを感じました。また、「分かっていること」と、それを「行動すること」は、別のことだと気づきました。
いつも自分の真実に気づくための空間や時間を提供してもらって、とても感謝しています。最近特に、GAPメンバーとの時間・ワークが、特別なものでなく自分の生活と地続きでいることを感じています。「実践」という言葉を噛み締めています。(女性)

 次回は、8月のドリームワークです。
こちらも2日間じっくりと自分の無意識や夢を探求していく楽しい時間になりそうです ^ ^
◆8月11日(土)-12日(日) GAPドリームワーク

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