5/14 GAPベーシック・プログラム 「自己表現とコミュニケーション」(TS)

ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)は、ゲシュタルト療法に、仏教の実践やボディ・ワークを統合して生み出された「気づきのプラクティス」です。今、ここの自分に起きていることに気づく力を養うこと、それが何であっても時間とスペースを与え、共にいる力を育むことを目指しています。GAPで大切にしているのは、セラピー(治療)関係ではなく、誰もが「自分自身の専門家」として自らに気づき、それを参加者同士でサポートし合う「コミュニティモデル」としての在り方です。

ベーシック・プログラムでは、クリスティン・プライスから20年程GAPを学んできたティーチング・スタッフ(TS)と、GAPの基本となるプラクティスを実践し、日常で活用できるようにするクラスです。1日かけてGAPの基礎的なエッセンシャル・プラクティス、ペアワーク、リピーティング・クエスチョン、グループでの気づきなども含めて進めていきます。

今回のテーマは「自己表現とコミュニケーション」です。
GAPではこの2つを明確に区別しています。GAPでの自己表現とは、まず第一に、表現している人の体験に関わるものです。たとえ理屈に合わない強い感情や要求でも、エネルギー的な解放やパターンを和らげるという意味では、表現されることで何かしらの成果が見られると考えられています。

一方GAPにおけるコミュニケーションは、意思の「伝え手と受け手」双方の体験にかかわるものです。コミュニケーションにおいては、正確に知覚され、理解されることが重要となります。
意思の伝え手は、自分の感じていることや視点を明確に述べながらも、受け手がそれを聞くための助けになるのは何かを考慮する必要があります。コミュニケーションにおいては、(伝え手は)きちんと相手に聞いてもらうこと、(聞き手は)相手を聞くこと、それぞれが上手くいくよう両者ともに責任を持つ必要があるのです。

私たちは、相手とコミュニケーションをするつもりで、実際には自己表現をしていることが多くあります。今回は、GAPのベーシックなツールを使って体験しながら、その違いも探求してみましょう。 初めての方はもちろん、GAPの基礎をさらに深めたい方、ゆっくり自分と寄り添いセルフケアをしたい方も、 ぜひご参加ください。

4/28(木)GAPリピーティングクエスチョン「問いかけによる探求」
5/14(土)GAPベーシック・プログラム「自己表現とコミュニケーション」
7/9(土)GAPベーシック・プログラム「聴くという質」


GAPベーシック・プログラム 
「自己表現とコミュニケーション」

日時:2022年 5月14日(土) 9:30-16:30 

講師:日本ティーチング・スタッフ(中川洋美、丸山智恵子)
対象:初めての方もどなたでもご参加できます
方法:Zoom(オンライン)

参加費: 一般 8,800円(税込)
スタディグループ卒業生 7,800円(税込)
※連続参加割引:4-7月のGAPプログラムにも申し込まれた方は1,000円割引

内容:※流れによって変更する可能性があります
・エッセンシャル・プラクティス
・気づきの3つの領域
・入る、なる
・「自己表現」と、「コミュニケーション」の違い
・コミュニケーションが難しいと感じる相手について
・相手への隠れた期待、要求
・自分のニーズ、コミュニケーションに求めているもの
・自分のパターン など

こんな方へ:
・カウンセラーやセラピスト、医療関係従事者、介護者、教員、ボディワーカーなど、相手とより深く寄り添いたいと思う対人支援職やケアギバーの方
・自分をより深く知り、どんな時も自分と共にいるあり方を学びたい方
・より良い友情、家庭生活、仕事上のパートナーシップや関係性を築きたい方
・自分自身の存在や人生を、より明確にしたい方
・古い習慣やパターン、癖を変えたい方
・人生をより創造的に豊かにしたい方

【お問い合わせ】opensense.ws@gmail.com
(お名前、電話番号をご明記ください)

お申し込みはこちら

【参加者の声】
・自分のコミュニケーションの課題を見つけたというところから、人との関係で、自分は悪くない(相手が問題)と思っていたことに関して、もしかしたら自分も別の選択肢があるのかもしれないと思いました。一方、日常では気づくと無意識に今までどおりの意図で話しているので、まだまだ練習が必要だと思っています。(Aさん / 女性)

・私は「お互いを理解しあう」というコミュニケーションの前に、「まるで赤ん坊のように、ただ無条件に関心を注がれること、愛されること、理解されることを強く求めているということに気づいた。より正確に言えば、やっと気づくことができたという感じ。今までもうすうすと感じていたけれど、それを認めるのが怖くて、いけないことのような気がして蓋をしていたように思う。それをより大きな、広い席から眺めて、受け止めて、言葉に、声にすることが今回初めてできた。(Mさん / 女性)

過去開催「GAPとコミュニケーション」記録や感想はこちら


ティーチング・スタッフ

2015年以降にGAP創始者・講師とジャパン・ディレクターによって認定された、日本のティーチング・スタッフメンバー。
800時間以上の必要なトレーニングを受け、クリスティン・プライスのスーパーバイズの下で、 日本におけるGAPの基礎プログラム(ベーシック・プログラム)を行なうことを認定されている。

キャンセルポリシー

参加費等のキャンセル料金は、下記の規定に応じて発生致しますのでご了承下さい。
2週間前~8日前 30%
1週間前~2日前 50%
前日 80%
当日 100%