私がワークの時によく仏教の先生の話をしますが、
よく名前を出すのはペマ・チョドロンです。
その本のタイトルは、
「今あなたがいるところからはじめなさい」というものなんですが
それはゲシュタルトのタイトルとしても当てはまるものです。
いま、ここ、あなたがいるところからはじめなさい、ということです。
まさに、私たちのあるがままからはじめる。
気づきというのは「道」です。
そしてその道のたどり着く先は、「いま、ここにいる」ということです。
私たちが気づきのプラクティスをする、
それは何か「行動する」ということですが、
何のためでしょう?
それは「今、ここ」にいられるようになるための練習です。
より十全に、いるようになるためです
より「完璧」にいるためではありません。
より「十全」に、今、ここにいるということです。
もしかしたら人間にとって「十全に存在」するというのは
どういうことなのかを発見するためなのかもしれません。
ークリスティン・プライス